尹増鉉長官が米財務長官と会談、G20への協力要請

【ワシントン27日聯合ニュース】企画財政部の尹増鉉（ユン・ジュンヒョン）長官は27日に米ワシントンでガイトナー財務長官と会談し、11月にソウルで開かれる20カ国・地域（G20）首脳会合の成功に向け協力を求めた。
　会談では、持続可能な均衡成長に向けた枠組み、新興国の出資比率上昇を柱とする国際通貨基金（IMF）の改革、金融規制や為替システムの改革など、あらゆる議題が話し合われたという。
　尹長官は特に、先ごろロシア、フランス、ドイツ、ブラジルなどG20主要国を歴訪した結果を説明し、首脳会合の成功に向けては米国の協力が必須だと強調。双方は首脳会合のため連携をさらに深めることで一致した。
　続けて尹長官は、IMFのカーン専務理事とも会い、IMF出資比率改革に対する進展状況を点検し、ソウルでのG20首脳会合で収束できるよう努力することを決めた。国際金融安全ネットワーク構築に向けた中心課題となるIMF融資制度の改革についても協議した。
　一方、米連邦準備理事会（FRB）のバーナンキ議長との会談では、世界経済の懸案について意見を交わし、金融・資本規制を調整したとされる。