玄仁沢長官(資料写真)=(聯合ニュース)
玄仁沢長官(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル27日聯合ニュース】統一部の玄仁沢(ヒョン・インテク)長官は27日、ドイツの統一費用を根拠に南北統一を否定的に見る観点もあるが、これは莫大(ばくだい)な統一の便益に背を向ける非常に消極的な認識であり、統一の歴史的・政治的価値を排除した見方だと指摘した。
 ハンナラ党の金忠環(キム・チュンファン)議員が主催した統一税討論会に出席し、祝辞で述べたもの。現段階で最も重要なのは、統一費用と財源調達案を性急に確定するより、議論を公論化し、国民の意見を集め、社会的な合意を得ることだとの考えを示した。
 また、ドイツは準備なく統一を迎えたが、韓国はこれから着実に統一を準備すべきだとし、北朝鮮が核を放棄し改革・開放を進めれば、国際社会は大規模投資に乗り出すはずで、統一費用に関する議論も根本的な変化を迎え、国民負担も減るだろうと予想した。

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