【ソウル27日聯合ニュース】北朝鮮が金剛山の観光再開を南北離散家族再会行事の前提条件としていることと関連し、統一部の千海成(チョン・ヘソン)報道官は27日の会見で、この2つはまったく別問題だと改めて強調した。
 北朝鮮・金剛山の観光は、2008年7月に同地で発生した韓国人観光客射殺事件を受け中断されている。北朝鮮は離散家族再会を話し合うため17日と24日に行われた南北赤十字間接触で、金剛山観光の再開を取り上げている。
 千報道官は、北朝鮮が最後まで金剛山観光に固執すれば離散家族再会行事が白紙化するかとの質問には、「再会を実現するという姿勢で10月1日に開かれる3度目の実務接触に臨む」と答えるにとどめた。離散家族の再会は人道主義に基づく事業のうちで最も人道的なものだとし、実現に最善を尽くすとしている。

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