【ソウル27日聯合ニュース】北朝鮮・開城工業団地で、2004年の本格稼動からことし7月末までに316件の事件・事故が発生したことが分かった。
 統一部がハンナラ党議員に提出した資料で明らかにした。このうち労災事故が247件で、全体の78.0%を占めている。次いで、交通事故が50件(15.8%)、刑事事件が17件(5.4%)、その他2件と続く。
 労災事故は、工場新築工事中の墜落、鉄骨崩壊などによるものが多い。2004年10月には北朝鮮労働者が新築工事現場の屋根から墜落し死亡する事故があった。刑事事件では、韓国側労働者間の暴行事件が多く、北朝鮮の物品を無断で韓国側に持ち込もうとして摘発されたケースや、職員宿所無断侵入などもあった。
 韓国側人員が北朝鮮機関に拘束されたケースは、昨年に北朝鮮体制を非難した容疑で現代峨山社員が当局に137日間にわたり抑留された事件が唯一だった。

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