国連総会で演説する申ガク秀次官=25日、ニューヨーク(AP=聯合ニュース)
国連総会で演説する申ガク秀次官=25日、ニューヨーク(AP=聯合ニュース)
【ニューヨーク25日聯合ニュース】外交通商部の申ガク秀(シン・ガクス)第1次官(長官代行)は25日、米ニューヨークでの国連総会で演説し、北朝鮮が制裁と孤立から抜け出すには、まず非核化の公約を履行していくとの戦略的決断を下すべきだと述べた。
 韓国政府代表として国連総会に出席中の申次官は、北朝鮮の非核化は北朝鮮住民らを現在のような悲惨な人権・人道的状況から救うことができるチャンスになるとの見解を示した。また、李明博(イ・ミョンバク)大統領が8月15日の光復節(日本植民地支配からの解放記念日)記念式典で提示した、平和共同体、経済共同体、民族共同体の3段階の南北統一案についても説明した。
 北朝鮮に対しては、韓国海軍哨戒艦「天安」沈没事件の責任を認め、追加的な挑発の自制し、国連安全保障理事会決議や韓国政府の核問題一括妥結(グランドバーゲン)構想など、北朝鮮核問題解決に向けた国際社会の要求に応じるよう促した。
 特に、平和共同体を構築するにあたり、最も重大な課題は北朝鮮核問題を解決することだと指摘した上で、北朝鮮が核開発計画をあきらめないなら、朝鮮半島をはじめてとする全地域で持続可能な平和を達成できないと強調した。
 このほか、11月にソウルで開催される20カ国・地域(G20)首脳会合(金融サミット)の議題、韓国のグリーン成長、国連平和維持活動(PKO)参加状況などを説明した。

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