尹増鉉長官(資料写真)=(聯合ニュース)
尹増鉉長官(資料写真)=(聯合ニュース)
【パリ23日聯合ニュース】企画財政部の尹増鉉(ユン・ジュンヒョン)長官は23日、11月にソウルで開催される20カ国・地域(G20)首脳会合で中国の人民元切り上げを協議するのは適切ではないの考えを示した。首脳会合の議題調整のため訪れたフランスで、ロイター通信とのインタビューに答えたもの。オープンフォーラムであるG20の特性上、為替に関する一般的な解決策や為替がグローバル経済に及ぼす影響を協議することは可能だが、特定国の為替を話し合うのは適切ではないと説明した。
 中国の人民元相場をめぐっては、ガイトナー米財務長官が16日に対ドルでの上昇ペースが遅いと指摘し、ソウルでのG20首脳会合で「中国の不均衡是正」を主要議題に据える考えを示すなど、切り上げへの圧力を高めつつある。
 一方、尹長官は同日夜にパリを出発し、ブラジルに向かった。24日にサンパウロでマンテガ財務相らと会合し、首脳会合の議題調整を続ける。

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