【ソウル23日聯合ニュース】韓国で発生する外国人による犯罪が、ここ5年間で3倍に急増したことがわかった。
 法務部が23日に国会法制司法委員会に提出した国政監査資料によると、昨年に韓国で犯罪を犯した外国人は5年前の2004年と比べ204%多い3万8986人だった。
 人数は2004年1万2821人、2005年1万3584人、2006年1万7379人、2007年2万3351人、2008年3万4107人と、毎年平均20~30%の増加を続けている。ことしは4万人に迫るとみられ、再び過去最高値を更新する見通しだ。
 昨年の外国人犯罪を類型別にみると、組織犯罪などの凶悪事犯が6870人(17.6%)で最も多く、交通事犯6851人(17.6%)、詐欺3314人(8.5%)、外国為替事犯3098人(7.9%)、窃盗1259人(3.2%)などと続く。
 国籍別では中国人が2万1669人(55.6%)で半分以上を占め、次いでベトナムが2949人(7.6%)、米国が2329人(6.0%)、モンゴルが2168人(5.6%)、日本が473人(1.2%)の順だった。
 法務部関係者は、韓国に滞在する外国人の増加に伴い、犯罪も増える様相だと説明し、体系的な犯罪取り締まりや出入国審査強化など対策を講じていると明らかにした。

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