機内に入り込む対テロ部隊の隊員ら=16日、広州(聯合ニュース)
機内に入り込む対テロ部隊の隊員ら=16日、広州(聯合ニュース)
【ソウル16日聯合ニュース】11月にソウルで開かれる20カ国・地域(G20)首脳会合(金融サミット)に備えた特殊戦司令部の対テロ訓練が、16日午後に京畿道・広州の訓練場で行われ、その様子が初めてメディアに公開された。
 仁川国際空港での航空機拉致を想定した訓練で、対テロ部隊は車やはしごを利用し羽や後門から内部に入り込み、テロ犯と人質を正確に見分け、あっという間に犯人を射殺し人質を救出してみせた。訓練には、実物と同じサイズで作られた模型航空機が用いられた。



 また、G20の会場一帯の建物から見つかった即席爆発装置(IED)を処理する訓練も行われた。爆発物処理員が少量の爆薬を注入し、爆発物の内部回路を破壊する方法でこれを除去したほか、ロボットが爆発物を爆破するようすも公開された。
 黄義敦(ファン・ウィドン)陸軍参謀総長主管で実施された訓練には、警察庁や消防防災庁などG20サミットの警護・警備作戦に加わる機関の関係者をはじめ、軍の主要指揮官、海外の武官ら、100人余りが参観した。

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