【ソウル16日聯合ニュース】「ホンダのプライド」とも言われるコンパクト・ハイブリッドカー「ニューインサイト」が、来月19日に韓国で発売される。ホンダコリアの鄭祐泳(チョン・ウヨン)社長が16日、東京本社での記者懇談会で明らかにした。
 新型「インサイト」は、2007年の「シビック」に続き、3年ぶりに韓国で発売するホンダの2番目のハイブリッドカーとなる。1.3リッター「i-VTEC」エンジンを搭載し、小型・普通乗用車用ハイブリッドシステムのIMA(インテグレーテッド・モーター・アシスト)システムを採択した。モーターの大きさを抑え、室内空間を最大限確保しようと工夫されている。
 エンジン排気量は1.3リッターだが、1.5リッター水準の加速性能を発揮し、1リッター当たり30キロメートルという低燃費を実現した。発売から1年で、日本国内の販売が10万台を突破するなど、全世界で20万台以上が売れている。
 鄭社長は、新型「インサイト」の発売が、韓国ハイブリッド市場を活性化する契機になるものと期待を寄せている。韓国のハイブリッド市場を拡大し、その先頭に「インサイト」を立たせるため、価格を最大限抑える方針だ。現在、円高の影響で価格は決まっていないが、3000万ウォン未満になるとみられる。
 同社はまた、ハイブリッドスポーツカー「CR-Z」や小型ハイブリッドカー「フィット」も来年以降に韓国で発売する予定だ。

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