練習に汗を流す張美蘭=15日、ソウル(聯合ニュース)
練習に汗を流す張美蘭=15日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル15日聯合ニュース】韓国重量挙げの看板スター、張美蘭(チャン・ミラン)が世界選手権とアジア大会の二兎(にと)を追う覚悟を示した。
 張は15日、トルコで17日に開幕する世界選手権を前にソウルの泰陵選手村で行ったインタビューで、「世界選手権とアジア大会の両方を準備することは大変なことだが、コンディションを見ながらベストを尽くすという覚悟で臨む」と意気込みを語った。
 張は世界選手権4連覇を記録しており、今回のトルコ大会で5連覇に挑戦する。女子最重量級ではライバルのいない張だが、昨年11月の世界大会後には極度に体力が落ち、ことし初めには交通事故の後遺症まで患った。
 冬の練習は行わず、春から体づくりに入ったが、肩や腰などの負傷に悩まされ、100%回復していない状態だ。張は、「練習はうそをつかないため、練習のときに最高記録に挑戦するという気持ちで挑む」と覚悟を示した。コンディションは100%ではないが、どんな状況でも試合をこなさなければならないだけに、よい結果を出したときを思い出しながら臨むとした。また、個人的には世界選手権5連覇に挑戦することだけでも満足だと付け加えた。
 世界選手権大会から2か月後にはアジア大会が行われ、体力の回復は決してたやすくない。しかし、アジア大会では一度もトップの座に就いていないため、今回だけは金メダルを狙う覚悟だ。「(今回を逃すと)また4年を待たなければならないから…」との言葉に、並々ならぬ意志をのぞかせた。

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