【ソウル15日聯合ニュース】対北朝鮮人権団体「良き友人」は15日、北朝鮮にいる消息筋の話として、北朝鮮が今月上旬に開催すると予告していた第3回朝鮮労働党代表者会が、先の水害で開会定足数に満たず延期されたと伝えた。平壌に集まり開会を待っていた全国の代表者らは、15日朝にこれを通知され、各地に戻っているという。
 同団体は定足数に満たなかった背景について、水害で道がふさがれたため、多くの地方代表者らが平壌に来れなかったようだと説明。今月末ごろに開催日程を再度議論するようだが、朝鮮労働党創立65周年の10月10日以前に設定される可能性が高いと伝えた。
 団体によると、代表者会は本来は7~8日に本会議を行い、出席者が翌日の9・9節(政権樹立日)の行事に参列するよう計画されていた。
 一方、今月2日に朝鮮半島を通過した台風7号の影響で、北朝鮮では数十人が死亡、住宅8000戸余りが破損し、交通が断絶されたと、朝鮮中央通信が15日午前に報じている。日数が大幅に過ぎてからの報道について、代表者会延期の前兆だったのでは、との見方も出ている。

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