【ソウル14日聯合ニュース】世界経済危機から2年目を迎えたことし、韓国の経済成長率は主要20カ国・地域(G20)のうち5位を記録する見通しだ。
 国際通貨基金(IMF)は、先ごろ光州で開かれた20カ国・地域(G20)財務次官・中央銀行副総裁会議で、世界経済現況報告書を提出した。そのなかで、韓国の成長率見通しは7月に公表した見通しと同水準のことし5.7%、来年5.0%とした。
 ただ、IMFはこの会議直前に行った年次協議で、韓国の成長率をことし6.1%、来年4.5%と修正している。これを適用すると、韓国のことしの成長率見通しは、中国(10.5%)、インド(9.4%)、ブラジル(7.1%)、トルコ(6.3%)に続き、5番目の高さとなる。
 ことしの成長率が韓国より高いと推定されるG20構成国は、いずれもIMFが新興・開発途上国に分類していることから、G20を構成する先進国のなかでは、韓国の成長率見通しが最も高いということになる。
 来年の成長率見通し4.5%は、中国(9.8%)、インド(8、4%)、インドネシア(6.2%)に続く4番目の高さ。韓国の場合、健全な財政に加え強い輸出競争力が、他国に比べ景気回復の鈍化幅を最小限にとどめると評価された。
 一方、IMFはこの報告書で、ことし下半期(7~12月)と来年上半期(1~6月)に対外不確実性のため景気回復が鈍化する可能性は大きいが、G20構成国は出口戦略で経済を正常化し、来年から財政健全化を強力に進めるべきだと勧告した。

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