姜社長は、自社のスマートテレビについて、独自のプラットホーム「ネットキャスト2.0」を基盤に、さまざまなコンテンツやアプリケーションを1回クリックするだけで使用できるようにし、使い勝手を最大限に考慮した製品だと説明した。米グーグルともスマートテレビ開発について議論しており、グーグルのプラットホームを搭載した「グーグルテレビ」を開発するかはまだ決まっていないが、「グーグルテレビ」の開発が決まった場合は来年初めに発売が可能だと述べた。
また、使い勝手に優れたスマートテレビとフルLED(発光ダイオード)技術の集大成といえる「ナノ・フルLEDテレビ」など、技術先導型の戦略製品で競合他社との差別化を図ったLGのテレビ製品独自のアイデンティティーを構築し、市場をけん引したいと力説した。
特に、画質やデザインなど、ハードウエアの面では同社のテレビが一歩先を進んでおり、ナノ・フルLED技術は基幹技術を保有しているため、競合他社はまねすることができず、デザインも他社が後を追ってきていると自信を示した。
経営環境については、「上半期(1~6月)はウォン高や部品不足など外部環境の影響で困難に直面したが、外部環境が改善しつつある下半期(7~12月)はLED、3D(3次元)テレビなど大型プレミアム製品の販売に注力することで、年初に掲げたフラットテレビ2900万台販売の目標を達成したい」と述べた。
来年はフラットテレビの販売台数をことしより約40%多い4000万台まで増やし、シェアを15%以上に引き上げ、ナノ・フルLEDテレビのラインアップを大幅に拡充し、テレビ市場でのリーダーシップを強化する目標も明らかにした。目標達成に向けては、液晶テレビの販売台数に占めるLED搭載型液晶テレビの割合を60%に拡大する。
PDP(プラズマディスプレー)テレビは、3Dテレビなどの戦略製品や50インチ以上の大型製品の割合を引き上げ、販売台数をことしの400万台から来年は500万台に増やす方針だ。
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