【ソウル3日聯合ニュース】少子化の影響で、韓国の未来を担う青少年の人口が減り続けている。ベビーブームだった1960~70年代には人口3人当たり1人が青少年だったが、2010年には5人に1人の水準にまで急減した。
 統計庁などが3日に明らかにしたところによると、青少年(9~24歳)が人口全体に占める割合はことし21.1%で、同年代の人口がピークに達した1978年と1979年の36.9%に比べ、15.8ポイント下落した。24.5%だった2000年に比べても、3.4ポイント低い。
 ことしの青少年人口は1028万8000人だが、この勢いだと間もなく1000万人を割り込む見通しだ。現在のような少子化が続く場合、人口推計上、2015年には青少年の人口割合が19.6%に縮小し、人口がピークに達する2025年には総人口5065万人中800万人(15.8%)にまで減る可能性もある。
 特に、0~18歳以下の人口が総人口に占める割合はことし21.8%で、1965年の51.3%に比べ29.5ポイント急落した。
 政府は少子化を防ごうと、さまざまな出産支援策を発表しているが、子どもの数を減らしたり、出産を避ける社会のムードを変えるのに苦労しているのが実情だ。

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