鉄道技術研究院を見学し、鉄道走行シミュレーターを体験する李大統領=1日、儀王(聯合ニュース)
鉄道技術研究院を見学し、鉄道走行シミュレーターを体験する李大統領=1日、儀王(聯合ニュース)
【ソウル1日聯合ニュース】李明博(イ・ミョンバク)大統領は1日、道路が限界に達したいま、鉄道で全国を1時間半で結ぶ時代を作るべきだとの考えを示した。
 京畿道の鉄道技術研究院で開かれた、KTX高速鉄道網構築戦略報告会議で述べたもの。高速鉄道網の構築は単純な経済効果だけでなく、未来グリーン成長時代の気候変動に備える大きな戦略だといえると強調した。
 李大統領は、韓国だけでなく世界各国が高速鉄道技術競争時代に入っており、航空に依存していた米国も鉄道に関心を示し、投資を始めたと指摘した。韓国の高速鉄道網構築は、世界市場とともに歩むという姿勢で準備する必要があるとし、「韓国が真の鉄道技術『メッカ』になればと思う」と述べた。
 また、1970年代の初めに他国の技術で自動車の組み立てを始めた韓国が、独自の技術で世界5大自動車生産国となり、世界市場が苦境のいまも韓国自動車が売れているように、韓国の鉄道技術が世界市場に進出する時代が到来するものと、期待を示した。

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