【ソウル1日聯合ニュース】北朝鮮で44年ぶりに開催される朝鮮労働党代表者会の日程が4~7日の4日間に決まったと、対北朝鮮人権団体「良き友人」が1日に伝えた。
 北朝鮮内情報筋の話として同団体がニュースレターで明らかにしたもので、今回の代表者会では、金正日(キム・ジョンイル)総書記の後継者に三男ジョンウン氏を推挙する儀式を行うとしている。そのほか、党中央指導機関の選挙と党の路線・政策方向が主要議題になる見込みだという。
 また、ジョンウン氏は来月10日に労働党創立65年記念演説を行い、国家工業にコンピューター数値制御(CNC)を導入した成果などを公開するほか、人民生活水準を大幅に引き上げると述べる予定だとしている。これらは、今後ジョンウン氏が国政運営を主導していくことを意味するものだとの説明だ。
 昨年1月初めにジョンウン氏が金総書記の後継者に内定したと伝えられ、北朝鮮当局は同年8月ごろから、全産業施設でCNC化が進んでいると宣伝を始めた。ことしに入ってからは、平壌市内の大通りや工場などにCNCのスローガンが多く見られるようになった。こうした一連の動きは後継者決定と関係があるとの見方が浮上していた。
 ただ、ある「中央党高官幹部「は、「朝鮮労働党規約に革命の伝統を継承しようという言葉はあるが、血糖を継承しようという言葉はない」と説明し、今回の代表者会でジョンウン氏を後継者に推挙することは難しいとの見通しを示しているという。

Copyright 2010(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0