7か月連続で黒字を記録したものの、8月の黒字幅は7月(55億1000万ドル)より大幅に縮小した。知識経済部は、夏休みや船舶・自動車などの引き渡しの遅れで輸出がやや減ったものの、良好な水準だと評価している。
輸出は半導体や自動車などの主力品目の伸びがやや鈍ったが、昨年と比較すると好調を続けている。品目別では、自動車部品(79.5%)や液晶デバイス(68.2%)、半導体(59.6%)、一般機械(34.4%)、自動車(27.5%)などが伸びた。
地域別では、米国(49.4%)、日本(45.3%)、東南アジア諸国連合(ASEAN)(32.8%)、欧州連合(EU)(30.1%)、中国(29.9%)など、先進国と開発途上国の両方で輸出増を記録した。
輸入は資本財輸入が先月1~20日ベースで前年同期比37.7%増加。原材料は34.0%、消費財は61.6%、それぞれ増えた。
知識経済部は、世界経済の回復を追い風に、ことしは年間で約320億ドルの貿易黒字を計上できるものと見込んでいる。
同部は、世界経済は新興国を中心に堅調な伸びを続ける見通しだが、米中の成長鈍化や南欧の財政不安などの可能性が残っていると指摘。業種別の下半期輸出は金額ベースでは上半期と同水準になるものの、増加率はこれまでの反動で鈍化するものと見通した。
一方、上半期における韓国の世界輸出順位は7位で、昨年の9位から2ランクアップした。
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