【大邱31日聯合ニュース】朝鮮戦争開戦60年を迎え、戦後世代に戦争の残酷さと参戦兵の尊い犠牲を忘れないよう伝えるため、洛東江防衛戦線(釜山橋頭堡)の跡地で実戦さながらの戦闘再現行事が行われる。
 陸軍第2作戦司令部は31日、洛東江防衛戦が繰り広げられた慶尚北道・漆谷郡の多富洞戦跡記念館と倭館鉄橋一帯で、来月3日に「洛東江地区戦闘戦勝記念行事」を開催すると明らかにした。
 慶尚北道と漆谷郡の後援で、朝鮮戦争に参戦した韓国兵1800人余り、米軍兵と遺族150人余り、国家有功者、地元住民ら、計1万人余りが参加する文化行事として行う。当時の韓国軍と北朝鮮軍に扮した500人の兵士と航空機8機、洛東江渡河用端艇10隻、音響・視覚効果装備を動員し、臨場感ある戦闘現場を再現する。米軍30人余りも参加する予定だ。このほか参戦兵の凱旋(がいせん)・歓迎式、祝賀公演なども行われる。
 洛東江防衛戦線では、進撃する北朝鮮軍により釜山一帯に追い詰められた韓国側が反撃に転じる足がかりとなった「多富洞の戦い」など、1950年8~9月にさまざまな激闘が繰り広げられた。

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