【ソウル30日聯合ニュース】サムスン電子は30日、独ベルリンで来月3日から開催される世界最大の家電見本市「国際コンシューマ・エレクトロニクス展(IFA)2010」で、140種のプレミアム家電を大挙披露すると明らかにした。
 同社はIFAに、約1500平方メートル規模の単独展示ブースを設置する。欧州事業現況と家電の未来事業ビジョンを提示し、欧州市場本格進出を告げる予定だ。ブースはエコロジー、エコ・バブル、デジタル&コンバージェンスの3テーマで構成し、賢い技術で暮らしを便利にする、顧客志向的マインドを反映する。
 欧州16カ国でシェアトップを占める冷蔵庫では、ビルトインのように活用できるスリム型製品、高いエネルギー効率等級を獲得したエコ製品、世界最大容量の両開き新製品などを披露する。洗濯機は、米州に続き欧州での販売を予定している、韓国内で最短期間最多販売を記録した泡洗浄ドラム式洗濯機をブース入口に据え、大々的広報を展開する。そのほか、今後の家電事業の未来ビジョンを示すコーナーでは、デジタル家電にエコとホーム・コネクティビティの概念を加えた次世代家電技術を紹介する。
 サムスン電子生活家電事業部長の洪昌完(ホン・チャンワン)副社長は、「生活家電は人間の生活に密接し、暮らしの質向上に最も大きく寄与する製品。環境にやさしい便利な製品を通じ、技術リーダーシップを先導するメーカーに生まれ変わる」と抱負を語った。
 一方、LG電子はIFAで、厚さ2.9ミリで世界最薄の31インチ3D(3次元)対応有機発光ダイオード(OLED)バックライト搭載テレビ、超大型画面の3D対応マルチプラズマディスプレーを初公開する。
 31インチ3D対応OLEDテレビは、別途の光源を必要としないOLEDの長所を最大限に生かし、わずか2.9ミリという薄さを実現した。マルチプラズマディスプレーは、60インチの3D対応プラズマディスプレーパネル数枚を自由自在につなげ、超大型3D画面を実現する。画面の大きさという限界を超え、無限大の立体映像を具現する。パネル連結部分の暑さは世界最薄の3ミリ以下に抑えており、まるで1枚の超大型画面を見るような効果を与える。
 同社HE(ホームエンターテインメント)事業本部長の姜信益(カン・シンイク)社長は、超高画質、超大型など技術主導型の製品で次世代3Dディスプレー市場をリードし、3Dに強いブランドイメージを構築すると意欲を示した。

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