30日午前、ハルビン駅に到着した金総書記一行の車両=30日、ハルビン(聯合ニュース)
30日午前、ハルビン駅に到着した金総書記一行の車両=30日、ハルビン(聯合ニュース)
【ソウル30日聯合ニュース】中国訪問から帰国の途に着いた北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記が、午前中に黒竜江省ハルビン市を出発後、同省牡丹江市に立ち寄り、父親の故金日成(キム・イルソン)主席の抗日活動ゆかりの地を訪問した。
 牡丹江の情報筋が伝えたところによると、金総書記を乗せた特別列車はハルビン出発から約5時間後の午後1時45分ごろ、牡丹江駅に到着した。一行は儀典車両に乗り換え北山公園に移動し、東北抗日聯軍の記念塔を参拝。午後2時30分ごろ再び特別列車に乗り、延辺朝鮮族自治州の図們へ向かった。
 牡丹江は、朝鮮と中国の共産党が抗日闘争のため結成した武装勢力・東北抗日聯軍が1930年代に主に活動した地。金主席をはじめとする北朝鮮政権樹立の中心人物らが全員、第一路軍に所属していた。
 金総書記は26日に吉林省・吉林で金主席の母校・毓文中学を訪れたのをはじめ、29日にはハルビン・太陽島の東北抗日聯軍記念館を訪問するなど、今回の訪中では金主席ゆかりの地を「巡礼」している。

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