【長春29日聯合ニュース】訪中した北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記とともに胡錦涛中国国家主席も、27日に吉林省長春市の迎賓施設「南湖賓館」に宿泊したことが分かった。匿名を希望する同施設関係者が29日、聯合ニュース記者に明らかにした。中朝首脳が会談した可能性は大変高いと報じられてきたが、この証言により、事実上、会談開催が確認されたことになる。
 この関係者によると、金総書記、胡主席ら中国指導部とも、同施設とは別途の別荘タイプの建物に宿泊したという。金総書記が宿泊したのは、故金日成(キム・イルソン)主席が長春を訪れるごとに利用した棟で、1泊200万ウォンほどと推定される。
 中朝首脳はともに28日に南湖賓館を出ており、同施設は29日に対外的に封鎖が解かれた。施設に緘口令が出されたためか、この関係者以外の従業員らは、胡主席の訪問について一様に口を閉ざしている。
 胡主席が宿泊したとみられる棟とその付近には今も公安関係者の姿が見られ、後の整理に追われている様子だ。

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