【ソウル30日聯合ニュース】米国は、有事の際に北朝鮮が「生物兵器」を使用する可能性も視野に入れているようだ。
 米国の自由アジア放送(RFA)は30日、米国務省が先ごろ公表した報告書を引用し、「北朝鮮が持続的に生物兵器の開発に要する機器や材料を購入し、技術の獲得を試みているという情報があるが、北朝鮮は関連の研究や開発についてまったく申告していない」と伝えた。その上で、北朝鮮は依然として軍事手段として生物兵器を用いる可能性があると指摘した。北朝鮮は1987年に生物兵器禁止条約(BWC)に加入しており、関連活動を報告する義務がある。
 報告書は続けて、ミャンマーの核兵器開発の動きを注視しており、特に北朝鮮とミャンマーが核関連で協力する可能性を懸念しているとした。実際に、北朝鮮がミャンマーの核研究所建設を支援したとの情報があると紹介した。
 また、北朝鮮をイラン、シリアと並ぶ代表的な核拡散防止条約(NPT)違反国に挙げ、2005年9月に採択した6カ国協議共同声明の非核化義務を順守し、NPTに復帰し国際原子力機関(IAEA)安全規定を守るまで、北朝鮮を違反国とみなすと強調した。



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