【ソウル30日聯合ニュース】起亜自動車が上半期(1~6月)に世界市場で65万台余りを販売し、売上高、営業利益ともに半期ベース過去最大を記録した。
 同社は30日、上半期業績を営業利益7335億ウォン(約535億7000万円)、当期純利益9563億ウォン、売上高10兆6286億ウォンと明らかにした。営業利益は前年同期比75.0%、当期純利益は115.2%、それぞれ増加。新車を中心とした販売台数の増加と平均販売単価の見直しで、売上高も30.0%増えた。
 国内販売は新車効果で前年同期比18.6%増の22万7000台、輸出もグローバル自動車需要の回復を受け32.9%増加の42万2893台に達し、全体で27.6%の販売伸び率を記録した。
 財経本部長の李在録(イ・ジェロク)副社長は「販売台数の増大と新車効果に後押しされ、上半期業績が改善した」と評価。ブランド価値と製品競争力を強化し、下半期(7~12月)も良い業績を維持したいと意欲を示した。
 起亜自動車の海外工場生産分を含む上半期グローバル販売台数は100万4台で、初の100万台を突破した。
 中国市場では自動車需要の増加と新車効果で16万1000台を売り、前年同期(9万1000台)比76.8%の伸びをみせた。米国では15.4%増加の17万台、欧州では14.6%増加の13万6000台、その他市場では54.9%増加の31万台とした。
 同社関係者は、上半期に国内販売で好評を得た新車「K5」と「スポーテージIR」を下半期に海外にも投入する計画だと明らかにした。効率的な新車マーケティング活動と現地販売力強化で、好調な勢いを保っていくと述べた。
 一方、4~6月期の業績は、営業利益が28.3%増の4237億ウォン(営業利益率7.3%)、当期純利益が60.7%増の5578億ウォン、売上高が23.3%増の5兆7678億ウォン、販売台数が20.7%増の34万9989台だった。



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