【春川29日聯合ニュース】2010春川ワールドレジャー総会・競技大会」が来月28日から9月5日まで、江原道春川市で開催される。春川市と韓国余暇文化学会、世界レジャー機関(WLO)の共催で、レジャー関連学術会議の総会、レジャースポーツ15種目の競技大会、レジャー産業の今と未来を示す展示会で構成される。レジャー関連では世界最大規模の国際行事だ。市はレジャースポーツに適した自然環境を生かしこの大会を開催することで、国際レジャー都市への跳躍を狙う。
 元々は総会だけの国際学術会議として各大陸で巡回開催されてきたが、開催地に決まった春川市が世界で初めて競技大会を創設し、レジャー分野をすべて網羅する名実そろったレジャーフェスティバルへの変化を図った。今大会以降も2年に1回競技大会を開催し、春川を国際的なレジャーインフラを備えた首都圏都市に飛躍させる足がかりを築く考えだ。
 市は、昨年の高速道路開通に続き、京春線鉄道複線開通でソウル~春川間が40分で移動できるようになれば、首都圏レジャー都市としての成長エンジンに、この大会が決定的な役割を果たすものと期待している。組織委員会は、人気の種目に偏っていたスポーツ分野への関心を、自然な形でレジャーに向ける契機にもなると期待を寄せる。
 北漢江と昭陽江の合流地点、衣岩湖のある春川市は、レジャー産業に適した自然条件に恵まれている。毎年、マラソン大会や春川マイムフェスティバルなど大規模スポーツ文化行事を行い、昭陽江ダム、南怡島など数百万人が訪れる豊かな観光資源も有する。一方で、首都圏住民の上水源区域として規制にも縛られている。このため市は、レジャー分野の育成が、地域の自然環境を守りながら各種社会的・法的規制を効果的に利用する最適の方法だと判断した。
 週休2日制の施行で余暇活動のニーズが増え、21世紀の有望産業としてレジャー産業に対する認識が広がったことで、春川市は、2002年から本格的に天恵の環境資源と連係したレジャー大会の誘致に乗り出した。2005年2月に政府の承認を受け、同年4月に誘致を申請。イタリアなど競合都市を抑え、8月に開催都市に確定した。
 孫殷男(ソン・ウンナム)組織委員長は、「春川はじまって以来の最大のイベント、レジャー分野で世界最高の権威、最大規模の大会が1か月後に迫った。春川を世界的なレジャー都市に育て、レジャー人口の底辺拡大と活性化に大いに寄与できるものと確信する」と自信を示した。
2010春川ワールドレジャー総会・競技大会には、67カ国・地域から1万7000人余りが参加する見通しだ。競技大会が52カ国・地域1万4500人、総会が30カ国・地域2500人の予定。
 総会は、「余暇とアイデンティティー」をテーマに、8月28日から9月2日までの6日間行われる。「スローライフ入門」の著者、カール・オノレイ氏の基調講演で幕を上げ、一般、学生など7セクションに分かれ、分科別会議を行う。
 競技大会は、8月28日から9月5日まで、国際9種目、国内6種目の計15種目を行う。誘致当時は44種目を予定していたが、産業規模と波及効果が十分に検証されず、15種目に縮小された。
 国際大会では、国際水上スキー&ウェイクボード連盟(IWWF)ワールドカップ(9月3~5日)、国際ダンススポーツ連盟(IDSF)チャンピオンシップ(8月28~30日)、国際スポーツクライミング連盟(IFSC)ワールドカップ(8月28~30日)が国内初開催。このほか、インラインスケートのマラソン(9月3日)、スラローム(9月3~5日)、アクションスポーツB3(インラインスケート・BMX・スケートボード)(8月31~9月5日)、パラグライダー(8月28~29日、9月3~5日)、ビリヤード(8月30~9月1日)など。
 国内種目は、インラインスケート(8月30日~9月4日)、B-Boy(9月5日)、フットバレー(8月28~29日)、スポーツフィッシング(9月5日)、パラグライダー(8月28~29日)、模型飛行機(9月4~5日)が開催される。
 組織委の李時雨(イ・シウ)事務局長は「大会に向け国際レベルの最新競技施設に集約した会場はすべて完工した。世界のレジャー人の耳目が春川に集中している」と意欲を示した。



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