「北は核兵器運用能力示せず」米科学誌報告書

【ワシントン28日聯合ニュース】米科学誌「原子力科学者会報」は7～8月号に掲載した「全世界の核兵器保有量」と題する報告書で、北朝鮮は2回の核実験を行い8～12個の核爆弾を製造できる量のプルトニウムを生産したにもかかわらず、いまだに核兵器運用能力を示せずにいると評価した。また、米情報当局は、北朝鮮がミサイルに核弾頭を搭載し運搬する能力をまだ備えていないと把握していると伝えた。
　続けて、北朝鮮を核保有国のひとつに挙げ、世界9カ国の核兵器保有国が約2万2400個の核兵器を保有しているとの推計を示した。国別の核兵器保有量はロシアが1万2000個で最も多く、北朝鮮は最大10個と評価された。一方、米政府は一貫して、北朝鮮を核保有国と認定できないとの姿勢を堅持している。
　報告書は、米国科学者連盟（FAS）の核兵器専門家ハンス・クリステンセン氏、米自然資源防衛委員会（NRDS）の核専門家ロバート・ノリス氏がまとめた。
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