【ソウル13日聯合ニュース】統計庁が13日に発表した2009年国際人口移動統計によると、昨年の滞在期間91日以上の出入国者数(韓国人・外国人含む)は121万人で、前年(131万3000人)に比べ7.9%少なかった。
 2000年の統計開始以来、国際人口移動が減少したのは初めて。世界・国内景気低迷の影響で国内在住韓国人の出国が減ったうえ、政府の外国人材導入規模が前年の13万2000人から昨年は3万4000人に縮小したことで外国人の入国が減少したためと分析された。
 昨年の国際人口移動の純移動(入国者数-出国者数)は、2万3000人の入国超過だった。入国超過は2006年から続いているが、規模は2年連続で縮小した。
 韓国人は入国が出国を1万7000人上回り、統計開始以来、初の入国超過となった。外国人は入国が6000人多かったが、規模としてはこれまでで最も少ない。
 外国人の入国超過は米国が9000人、ベトナムが7000人、カンボジアが2000人、ネパール・カナダが各1000人の順。出国超過はタイが4000人、モンゴル・中国が各2000人となっている。中国は2000年以降、2005年を除いて入国超過1位を記録してきたが、昨年は不法滞在の取り締まりと景気低迷による同胞労働者の入国減などで、出国超過に転じた。
 昨年の国内在住韓国人の国際移動は37万1000人で、前年より7.0%少なかった。入国は37万4000人で0.3%、出国は35万7000人で13.2%、それぞれ減少した。
 なかでも、低年齢からの留学の動きがわかる20歳未満の出国は7万7000人で、2007年(10万人)、2008年(9万6000人)と減少傾向が続いている。10代、10歳未満の場合は前年比22.6%と15.7%減り、減少率1、2位を記録した。入国も10代と10歳未満は6.0%と5.4%増加した。未成年者だけが入国が増えており、経済危機で未成年の留学が減ったことを示している。
 昨年の外国人の国際移動は47万9000人で、前年より9.1%減少した。出国が23万6000人で9.6%多く、入国は24万3000人で22.1%少なかった。
 入国者を国籍別にみると、中国(4万3000人減)、ベトナム(7000人減)、インドネシア(6000人減)などが減少したのに対し、米国は3000人増加した。全入国者のうち中国が12万1000人で50.0%を占め、米国が11.6%(2万5000人)、ベトナムが6.8%(1万6000人)などと続く。
 一方、出国者は中国(2万6000人増)、米国(3000人増)、ベトナム(2000人増)が増えたが、モンゴルは1000人減った。全出国者に占める割合は、中国52.4%(12万4000人)、米国8.2%(1万9000人)、フィリピン4.6%(1万1000人)の順。
 外国人入国者の滞在資格は、観光・通過と会話指導が増えたが、訪問・就業、非専門就業が減少した。中国は訪問・就業(61.5%)と留学(8.1%)、米国は観光・通貨(46.3%)と会話指導(26.1%)、ベトナムは居住(45.3%)が最も多かった。



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