【ワシントン12日聯合ニュース】米国務省のクローリー次官補(広報担当)は12日の定例会見で、北朝鮮が6カ国協議を通じた平和協定・非核化に向け努力すると表明したことに対し、「6カ国協議の再開には、北朝鮮が非核化進展への意志を具体的に行動で示すことが優先される」との立場を示した。
 北朝鮮には6カ国協議再開に先立ち履行すべき具体的な事項があると述べ、隣国との建設的な関係構築と韓国海軍哨戒「天安」艦沈没事件のような挑発行動を中止するよう改めて求めた。
 6カ国協議への復帰を明確に示すとともに、単に協議に復帰するだけでなく必ず協議を進展させるという準備が整っていることを明示しなければならないと強調した。
 また、6カ国協議共同声明の合意事項の履行が北朝鮮の義務事項だとし、非核化を真摯(しんし)に考えるという信頼を取り戻すための措置を取るべきだが、北朝鮮にはそれを準備している兆候が見られないと指摘した。
 哨戒艦沈没事件をめぐり国連安全保障理事会が攻撃を非難する議長声明を採択したことを受け、北朝鮮外務省報道官は10日、「平等な6カ国協議を通じ、平和協定の締結と非核化を実現するための努力を一貫して傾ける」と述べたと、同日に朝鮮中央通信が報じている。



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