【ソウル30日聯合ニュース】統計庁が30日に発表した5月の産業活動動向によると、先月の鉱工業生産は前年同月比21.5%増え、11か月連続で増加を記録した。前月比では2.6%の増。
 前年同月比の鉱工業生産増減率は、昨年7月に0.7%のプラスに転じた。その後は同8月が1.2%、9月が11.0%、10月が0.3%、11月が18.1%、12月が34.2%、ことし1月が37.0%、2月が18.8%、3月が22.1%、4月が19.9%と推移している。
 前年同月比増加率を業種別にみると、機械装備(57.7%)、自動車(41.1%)、半導体および部品(34.1%)は伸びたが、その他運送装備(マイナス11.2%)、たばこ(マイナス5.5%)などは減少した。
 前月比では、機械装備(8.0%)、半導体および部品(4.6%)、自動車(4.4%)などが増加したが、医薬品(マイナス2.7%)、その他運送装備(マイナス1.7%)、化学製品(マイナス1.6%)などは減っている。
 5月の生産者製品出荷は、前月比2.4%増、前年同月比18.9%増を記録した。在庫は前月比1.7%、前年同月比14.8%、それぞれ増加した。
 サービス業生産は前月比1.2%減少したが、前年同月比では3.8%増加した。業種別では、前月比で教育(マイナス16.2%)、不動産・賃貸(マイナス4.7%)、運輸(マイナス0.7%)などで減少した。前年同月比では教育(マイナス7.3%)などで減少したが、運輸(11.9%)、保健・社会福祉(11.6%)、専門・科学・技術(11.0%)などで増加した。
 消費者販売額指数は前月比1.1%、前年同月比3.6%、それぞれ上昇した。設備投資は、無線通信機器などの機械類や自動車などの運送装備への投資がいずれも増え、前月比3.9%増加した。前年同月比では、機械類の投資が増え22.3%の増を記録した。
 今後の景気局面を予告する先行指数(前年同月比)は前月比0.6ポイント下落。1月に13か月ぶりにマイナスに転じて以来、5か月連続で下落し、今後は景気の回復が鈍る可能性が大きくなった。



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