【ワシントン28日聯合ニュース】国際通貨基金(IMF)のドミニク・ストロス・カーン専務理事は28日、韓国経済が世界恐慌以来最悪のグローバル経済危機を抜け出し「印象的な」様相をみせたとしながら、「韓国のこうした急成長は、景気てこ入れ政策を回収し、漸進的に平常の水準に復帰するときがきたことを意味している」と述べた。韓国経済に「出口戦略」が求められていることを示唆した発言と受け取れる。
 カーン専務理事は、来月12~13日に大田で企画財政部とIMFが共催する「アジア21:未来経済の先導的主体」会議を前に、米ワシントンで記者会見を開いた。その席で、韓国経済は加熱状態ではないが、景気回復に伴い在庫を拡充したことから問題が生じる可能性があると指摘、バランスの取れた成長の必要性を強調した。
 一方、IMFの対北朝鮮支援問題については、「北朝鮮が技術支援を要請するなら応じられるが、まだそうした要請はない」と伝えた。



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