司空壱準備委員長(資料写真)=(聯合ニュース)
司空壱準備委員長(資料写真)=(聯合ニュース)
【トロント27日聯合ニュース】カナダ・トロントで開かれていた20カ国・地域(G20)首脳会合(金融サミット)が27日午後、先進国が2013年までに財政赤字を半減させる目標などを盛り込んだ首脳宣言を採択し、閉幕した。
 11月にソウルで開かれる次回G20サミットを準備する司空壱(サゴン・イル)準備委員長は同日にトロントで会見し、「今回のサミットを土台に、ソウルG20サミットが本格的にスタートした」と述べた。
 トロントの会合で確認した議題の約8割について、ソウルで結論を出すことになっているとし、今回は各国の意見の隔たりを調整し、向かうべき方向で合意したが、結実を見るのは韓国が開催する11月のサミットだと説明した。
 そうした点から、ソウルサミットはうまくやれば韓国の地位も高められるが、できなければ「新興国だから」と評価されかねない、「ハイリスク・ハイリターン」の国際イベントだと強調した。
 トロントG20サミットの合意事項の意味については、「各国首脳が1930年代の世界恐慌のときと違い、政策で協力してこそ危機を乗り越えられるとの考えで一致し、それを基本枠に定めた」と評価した。



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