【ソウル23日聯合ニュース】外交通商部の柳明桓(ユ・ミョンファン)長官は23日、カナダのキャノン外相と電話で会談し、北朝鮮の魚雷攻撃による韓国海軍哨戒艦「天安」沈没事件に対する国際社会の関心を喚起できるよう協調を求めた。
 同部によると、柳長官は午前9時半から10分間行われた電話会談で、哨戒艦事件と関連したカナダ政府の協調と支持に謝意を示した。今週末にカナダ・トロントで開催される主要8カ国(G8)首脳会議(サミット)の議長国として、同事件に対する国際社会の関心がサミットでも伝わるよう協力を要請した。
 これに対し、キャノン外相は「議長国として最善の努力を尽くす。今後も全面的に支持する」と答えた。
 柳長官は先月23日にもキャノン外相と電話会談し、哨戒艦事件への対応策を協議しており、カナダは国連安全保障理事会で韓国軍と民間による合同調査団が会見した直後の16日に外相名義で調査結果を支持する声明を発表した。
 G8サミットでは哨戒艦事件について直接論議されると予想されているが、首脳宣言文はコンセンサスにより決定されるため、どの程度の水準の内容が盛り込まれるか注目される。



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