【ワシントン20日聯合ニュース】1950年6月25日に始まった朝鮮戦争から60年を迎え、米国がオバマ大統領名義の声明発表を前向きに検討しているようだ。
 米政府関係者は20日、朝鮮戦争60年を迎え、韓米同盟の意味を振り返り、これをさらに固めていくことを誓う大統領の宣言または声明を、今週中に発表する案を検討中だと伝えた。
 オバマ大統領は特に、カナダでの20カ国・地域(G20)首脳会合(金融サミット、26~27日)で予定された李明博(イ・ミョンバク)大統領との韓米首脳会談でも、朝鮮戦争と韓米同盟に言及すると伝えられる。北朝鮮魚雷による海軍哨戒艦「天安」沈没事件に対する韓米の共同対応基調を再確認し、韓米同盟が揺るぎないことを強調するなかで、戦争の意味に触れるものとみられる。
 これに先立ち、米上院・下院は先週、朝鮮戦争60年を記念し、韓米同盟の強化を誓う決議案をそれぞれ採択した。上院では12人、下院では75人の議員の名で発議された。
 両院は今週初め、それぞれの決議案を調整し「共同決議案」を採択する方針だ。共同決議案は一般の決議案と異なり、大統領の署名を経て米国の一般法と同様の効力を持つようになる。



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