会場に向かう李明博大統領(右)とギュル大統領=15日、ソウル(聯合ニュース)
会場に向かう李明博大統領(右)とギュル大統領=15日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル15日聯合ニュース】李明博(イ・ミョンバク)大統領は15日、訪韓しているトルコのギュル大統領と会談し、経済・エネルギー分野での協力を強化することで合意した。
 同席者によると、両首脳はその席で、1957年の修交から両国関係が発展を続けてきたことを評価するとともに、貿易や投資の増進、自由貿易協定(FTA)の締結に努め、エネルギー・建設・防衛産業分野などで実質的な協力を深めることで意見を同じくした。
 このほか、11月にソウルで開かれる主要20カ国・地域(G20)首脳会合(金融サミット)に向けた緊密な協力、文化・人的交流の拡大、安保協力の強化でも合意した。
 これと関連し、両政府関係官庁の閣僚らは、原子力発電協力に関する了解覚書(MOU)、税関相互支援協定、文化交流施行計画書、地質研究MOUなどを締結した。原子力発電協力に関するMOUは政府レベルで初めて協力の意志を明示したもので、トルコ・スィノプ地域の原子力発電所建設事業を受注するための大きな足がかりと評価される。
 李大統領は会談で、ことし発生から60年を迎える朝鮮戦争に言及し、参戦国トルコの兵士に感謝の意を示した。北朝鮮魚雷による韓国哨戒艦「天安」沈没事件にも触れ、トルコ政府の持続的な協力を求めた。ギュル大統領は、沈没事件で46人の将兵が死亡したことに弔意を示した。

Copyright 2010(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0