【ニューヨーク14日聯合ニュース】国連安全保障理事会は14日、韓国海軍哨戒艦「天安」沈没事件をめぐり会合を開き、韓国と北朝鮮からそれぞれ見解を聞いた上で、朝鮮半島の緊張が高まることがないよう南北ともに自制するよう求めた。安保理議長国メキシコのヘラー国連大使が会合後、記者団に対し明らかにした。
 ヘラー大使は「安保理は朝鮮半島の平和と安定を守るため、この地域で緊張を増大させるいかなる行動も自制するよう、双方に強く要求した」と説明した。また、安保理は46人の命を奪った今回の事件と、事件が朝鮮半島平和と安定に及ぼす影響に深い懸念を示すと述べた。
 この会合で韓国は、「天安」沈没事件は北朝鮮の魚雷攻撃によるものと結論づけた軍民合同調査団の調査結果について、理事国に説明。安保理で北朝鮮の挑発行為に対し適切な対応を取ってもらいたいと主張した。
 北朝鮮側の報告が終わると、北朝鮮側も別途に説明に立ち、北朝鮮は「天安」沈没事件とは無関係だと主張した。

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