質問に答える鄭首相=14日、ソウル(聯合ニュース)
質問に答える鄭首相=14日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル14日聯合ニュース】鄭雲燦(チョン・ウンチャン)首相は14日、自身の進退問題と関連し、「職位に執着はしないが、少なくとも当面は国政の収拾に努める」との姿勢を示した。国会で行われた政治分野の対政府質疑で、辞任の意思を問うハンナラ党・民主党議員の質問に答えたもの。
 今月2日の統一地方選挙で与党ハンナラ党が惨敗して以降、李明博(イ・ミョンバク)政権の世宗市建設計画修正作業も推進力を失い、これを主導してきた鄭首相の辞任を求める声が大きくなりつつある。
 鄭首相は、これまで大統領と頻繁に会い国政運営の方向について意見し、選挙以降にもたくさん対話したと伝えながら、「今この時期に総理職を投げてしまえば気は楽になるが、現在は国政を収拾するときだ」と断言。野党側の早期辞任要求をはねつけた。
 一方、北朝鮮魚雷による海軍哨戒艦「天安」沈没事件を受けた内閣総辞職の必要性については、監査院も軍の対応に厳正な結果を出しており、引責すべき人には責任を取らせると述べた。

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