韓国銀行は、いくつかの原材料価格が値下がりしたものの、ウォン安・ドル高のためウォン建て価格が上がったことが大きく影響したと説明した。先月の平均ウォン・ドル相場は1ドル=1163.11ウォンで、前月より4.1%ウォン安が進んだ。
輸入物価は時差を置いて生産者・消費者物価を刺激するため、今後、物価上昇の圧力が強まるものとみられる。
品目別にみると、鉄鉱石や液化天然ガスなど鉱産品が2.4%の上昇。農林水産品も2.6%上がった。中間財では石油製品が1.1%減少したが、鉄鋼1次製品(4.7%)、化学製品(3.8%)は大幅に上昇した。
輸入物価指数の前年同月比上昇率は11.3%で、昨年2月(18.0%)以降、最大値を記録した。原材料が26.2%、中間財は7.3%上がった。ただ、これは昨年5月に13.9%下落した反動が表れたものとの分析だ。
先月の輸出物価は、ウォン建てベースで前月比2.8%、前年同月比0.4%、それぞれ上昇した。
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