【水原14日聯合ニュース】京畿道・華城の前谷港で13日に閉幕した京畿国際ボートショーで、参加した韓国の海洋レジャー関連中小企業が海外バイヤーから注目を集めた。
 事務局によると、9日に開幕したボートショー展示会場に広報・商談ブースを設けたイルシンエムテックには、連日約10カ国のバイヤーが訪れた。11日までに、オーストリア、ニュージーランド、マレーシア、ベトナムなどから訪れたバイヤー20人余りが同社と商談を行った。
 特にバイヤーの目を引いたのは、「シークリーナー(Sea Cleaner:清港船)」製作技術。この技術を船舶に用いれば、原油のような厚い油の帯だけでなく、薄い油膜やさまざまなサイズの海洋ごみを除去できる。航海中のほか停止状態でも除去作業が可能だ。
 また、海上グローバル・ポジショニング・システム(GPS)ナビゲーションも兼ねる魚群探知機を開発するサムヨンENCも、海外バイヤーの足を止めた。同社はこの機器で国内シェア90%を占めており、修士・博士卒の研究員だけで40人を超える研究中心の企業だ。今回の展示会では価格競争力を前面に出した。同社は中国ほかアジア諸国への進出拡大を狙っている。
 現代SeasAllも注目を集めた国内企業のひとつだ。同社は「ベラクルーズ」「モハベ」「サンタフェ」など、現代・起亜自動車車両に搭載されているディーゼルエンジンを船舶用に改良し、国内の小型船エンジン市場に新たな風を吹き込んでいる。
 同社は展示ブースと体験空間を分け、実際に購入意思のあるバイヤーと消費者が多く訪れたと話した。これまで3回参加したボートショーが販路拡大に大きく役立ったという。

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