【東京10日聯合ニュース】LG電子が日本テレビ市場への再進出に向け、時期を調整するなど慎重な姿勢を取っている。日本市場が「難攻不落」と言えども、今回は必ずや市場参入に成功するとの構えだ。
 LG電子は2000年代に入り2度、日本の市場をノックしている。2002年のサッカー・ワールドカップ(W杯)韓日共同開催を前後しテスト販売を実施、2005年にも改めて小型のテレビ2種を投入した。

 しかし、壁は高かった。ソニー、パナソニック、シャープ、東芝など国産テレビ製品の品質を強く信じる日本の消費者らは、韓国製テレビに目もくれなかった。結局、LG電子は2008年に企業対消費者間取引(B2C)市場攻略を断念した。

 日本人が韓国製家電をまったく買わないわけではない。LG電子も日本に現地法人を置き白物家電や携帯電話を供給し、人気を集めている。とはいえ、家電製品の花は、やはりテレビだ。

 フラットテレビ市場でソニーと世界2位を争うほどシェアを伸ばし、品質にも自信をつけたLG電子は、「日本市場を攻略してこそ、世界最高の家電メーカーの座に上ることができる」と、日本法人を通じた日本テレビ市場への3度目の挑戦を宣言した。

 当初は昨年クリスマスを前後し年末の日本進出を検討していたが、時期を遅らせても、高品質の新製品を開発する必要があるとの結論に達した。LG電子日本法人の李揆弘(イ・ギュホン)社長は10日、聯合ニュースの電話取材に対し「新製品を開発する時間を考慮し、早ければ来年進出できるものと予想している」と話した。発光ダイオード(LED)バックライト採用テレビ、3D(三次元)対応テレビなど、日本のメーカーを圧倒するフラットテレビ製品を引っさげ、日本市場に進出する考えだ。

 あるLG電子関係者は、「これまで2度のテスト販売を経て、3度目もテストにとどまるわけにはいかない。今度は高品質テレビで、確実に日本で認められるはず」だと意欲を示した。


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