【ソウル9日聯合ニュース】脱北者団体の代表10人余りが9日、日本の管直人新首相に韓国哨戒艦「天安」が北朝鮮の魚雷攻撃で沈没した事件をめぐる緊密な韓日共助を求める書簡を、駐韓日本大使館に伝達した。
 脱北知識人連帯、自由北韓運動連合など脱北者団体の代表らは書簡で、「天安」事件を受け日本政府が直ちに対北朝鮮制裁措置を取り、一貫して韓国政府の立場を尊重してきたことに感謝を述べた。その上で、国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁決議に先頭を切って走ると述べた鳩山由紀夫前首相の約束が受け継がれることを望んでいると訴えている。

 また、安保理常任理事国の中国が、依然として強い対北朝鮮制裁に懐疑的な反応を示しているなか、韓日の協力が何より重要だと強調し、こうした現実を深く考慮し中国を説得してもらいたいと述べた。「天安」事件の当事者である北朝鮮をともに懲らしめる大韓民国の友邦となることを期待するとしている。

 脱北者が運営する北朝鮮向け短波ラジオ・自由北韓放送のキム・ソンミン代表は、「日本大使館政務政務公使に手紙を渡し30分間ほど歓談したが、(公使が)事件関連の日本政府の共助の姿勢に変化はないと明らかにした」と伝えた。


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