【ソウル10日聯合ニュース】政府は10日、ソウル・プレスセンターで6月民主抗争23周年記念式を行った。行政安全部の孟亨奎(メン・ヒョンギュ)長官、民主化運動記念事業会の咸世雄(ハム・セウン)理事長、民主化運動関係者、遺族ら400人余りが出席した。
 6月民主抗争は、1987年6月10日から約20日にわたり続いた民主化運動。闘争の結果、全斗煥(チョン・ドゥファン)政権から大統領選挙法の改正などを柱とする「6・29宣言」を引き出した。
 李明博(イ・ミョンバク)大統領は記念メッセージ(孟亨奎長官代読)で、「抗争は4・19革命(四月革命)、光州民主化運動(光州事件)の精神を受け継ぎ、国民自ら成し遂げた韓国民主主義の歴史における光輝く分水嶺だった。現在、韓国の民主主義は一層しっかりと根付いている」と評価した。
 また、韓国が民主主義をより成熟させるには、各地方の独自性や特徴を重視する地域主義を克服し、政界も対話と妥協により民生と国政懸案を深く協議すべきだと促した。
 政府は6月民主抗争の意義を振り返るため、2007年に6月10日を国家記念日に指定。以降、毎年記念行事を行ってきた。



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