バーナンキ議長は同日出席した下院予算委員会で、米国はグローバル化した経済の一員で、自由貿易は米国商品に対する需要の要だとした上で、3カ国とのFTA批准を求めるとともに、2001年の開始から長期間こう着状態に陥っている世界貿易機関(WTO)の新多角的貿易交渉(ドーハ・ラウンド)の進展を呼びかけた。
このほか、ことし米国の国内総生産(GDP)は約3.5%成長し、来年はさらに速いスピードで成長すると予測、米国経済が拡張に向けた軌道に乗ったとの見方を示した。ギリシャや他の欧州諸国の債務問題については、市場を冷え込ませているのは事実だが、金融市場の安定確保に向け国際社会とFRBが取り組んでいるため、米国経済に及ぼす影響は制限的だと分析した。
Copyright 2010(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0