【ソウル9日聯合ニュース】産業研究院(KIET)は9日に発表した報告書で、韓国初の人工衛星搭載ロケット「羅老(ナロ)号」(KSLV-1)の打ち上げ成功による経済効果は総額1兆8000億~2兆4000億ウォン(約1318億3179~1757億7572万円)に達すると見通した。
 まず、ロケット開発と発射場建設による生産誘発効果がそれぞれ3629億ウォン、5330億ウォンと推定された。また、ロケット開発によるイメージや国家信頼度の向上で製造業全般の輸出が8100億~1兆3600億ウォン増加し、広報効果も480~895億ウォンに達すると見込まれる。
 打ち上げ成功により、韓国製品の認知度は80.9%が、製品選好度は74.5%が「普通」以上の水準に上昇すると分析された。雇用創出効果はロケット開発過程での4647人を含め、計7689人に達する見通しだ。
 同研究院は、宇宙産業は高付加価値を創出する代表的な先進国型産業のため、積極的に育成する必要があると指摘。2020年打ち上げ予定のロケット「KSLV-2」の独自開発に向けた計画や実行策を早期に策定するとともに、研究主導機関の大幅な増員、管理体系の改善などを促した。



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