サムスン「ギャラクシーS」、今月中に韓国内発売

【ソウル8日聯合ニュース】サムスン電子が8日、韓国市場向けのグローバル戦略スマートフォン（高機能携帯電話）「ギャラクシーS」を披露し、米アップルの「iPhone4」との真っ向勝負を宣言した。
　「ギャラクシーS」は、米グーグルの基本ソフト（OS）「アンドロイド」を基盤とする。韓国での発売は、SKテレコムを通じ今月中を予定している。
　同社によると、「ギャラクシーS」は4．0インチWVGA（800×480）解像度のスーパーAMOLED（アクティブマトリックス式有機EL）ディスプレーを採用。インターネット、テレビ電話、写真、動画などマルチメディアコンテンツはもちろん、ゲーム、AR（拡張現実）アプリなどでさまざまな経験を提供する。
　厚さ9．9ミリの超スリムデザインに、1ギガヘルツのプロセッサを採用し、スムーズな実行速度とタッチ反応を誇る。Wi－Fi（ワイファイ）、電子書籍ビューアなどさまざまな先端機能とアプリケーションも搭載する。
　「ギャラクシーS」のお披露目は、ソウル・瑞草区のサムスン電子社屋で行われ、同社無線事業部長の申宗均（シン・ジョンギュン）社長、SKテレコムの河成ミン（ハ・ソンミン）社長、グーグルのルービン副社長らが出席。同製品に対する期待度がうかがえた。
　申社長は「『ギャラクシーS』はサムスン携帯電話20年の歴史の集大成。世界のスマートフォンユーザーに新標準を提示する」と意欲を示した。ルービン副社長も、「『ギャラクシーS』の発売は、新たな革新が誕生する瞬間。韓国のユーザーも新しいモバイル体験をすることになる」と期待した。