【ソウル8日聯合ニュース】国防部の金泰栄(キム・テヨン)長官は8日、海軍哨戒艦「天安」沈没事件はねつ造された謀略劇とのデマがインターネット上に流れたことなどを受け、「サイバーテロは至急に備える必要がある実質的な脅威」だとの考えを示した。国軍機務司令部が開催した第8回国防情報保護コンファレンスに出席し、あいさつのなかで述べたもの。
 金長官は、「天安」事件は明確な物証と科学的検証に基づき北朝鮮の軍事挑発だったことが明白になり、50カ国以上が検証結果に信頼と支持を送っているが、真実をわい曲し政府と韓国軍に害を加えるサイバーテロの試みが続いていると指摘した。
 その上で、サイバー空間で発生する脅威は、攻撃技法の多様性、迅速性、専門性により、一部署や個人が単独で対処するには限界があると述べた。関係官庁間の緊密な協力を通じた体系的な対応システムの構築や、専門人材の育成が必須だと強調した。



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