クローリー次官補は「国連安全保障理事会がこの問題を扱うことを期待する。この種の挑発と域内安保に対する脅威が許されないということを、北朝鮮に明確に示す国連の強力な声明が、今後適切な時点に出されることを期待する」と述べた。
クローリー次官補が「声明」について言及したことが、糾弾決議より議長声明を好む米国の立場が反映されたものかどうかは確認されていないが、米政府が対北朝鮮制裁に慎重な態度を示してきた中国の立場を考慮し、安保理決議より議長声明を好んでいるとの見方はこれまでにもあった。
クローリー次官補はまた、ゲーツ米国防長官が「米国が北朝鮮に対する追加措置を考慮している」と明らかにしたことについて、「われわれは韓国やほかの国と広範囲の(対北朝鮮)オプションを検討している」とした上で、軍事演習やほかの訓練プログラムに対するオプションを検討中だと述べた。
北朝鮮が7日の最高人民会議第12期第3回会議で指導部交代を発表したことについては、理由も分からないが特別に言及することもないと前置きした上で、「北朝鮮指導部が、自らつくりだした状況を理解することを期待する」と述べた。後戻りできない措置を通じた非核化義務と国際法の順守、挑発的行動の中断などを改めて促した。
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