【ワシントン4日聯合ニュース】ゲーツ米国防長官は4日、北朝鮮の魚雷攻撃による韓国海軍哨戒艦「天安」沈没事件と関連した国連安全保障理事会の対北朝鮮措置を見守った後、韓米合同軍事演習の規模と実施時期を決める方針を明らかにした。 ゲーツ長官は同日、第9回アジア安保会議が開かれているシンガポールで国防部の金泰栄(キム・テヨン)長官との会談後、記者団に対し「合同軍事演習には一連の順序がある。まずは国連で得られるものを見守った後に次の措置を考えたい」と述べた。 「天安」事件への対応として、韓米合同軍事演習を行うことで北朝鮮に断固たる決意を示す必要があると強調しながらも、北朝鮮のさらなる挑発を避けるというバランスも模索すべきだとの考えを示した。 北朝鮮の追加的挑発の可能性を尋ねられると、今後の訓練と武力示威で何を行うかは論議が続けられている状況だと説明し、北朝鮮の攻撃的反応も考慮すべき事項の一つだと述べた。国連の措置後に進められる韓米合同軍事演習の規模や時期については、具体的な言及を避けた。 ゲーツ長官の発言は、安保理レベルの外交的対応を見守った後、演習の規模や時期などを決め、国際社会の外交的対応に先立ち北朝鮮が追加的挑発に乗り出す口実を与えないという意図があるとみられる。また、軍事演習を安保理の対北朝鮮措置後に延期したのは、国連の措置にあいまいな態度を示している中国が、自国の領海に近い黄海で大規模な軍事演習が実施されることに反発している点を考慮したものと分析される。 japanese@yna.co.kr
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