記者らの質問に答える魏聖洛本部長(中央)=2日、ソウル(聯合ニュース)
記者らの質問に答える魏聖洛本部長(中央)=2日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル2日聯合ニュース】6カ国協議韓国首席代表の魏聖洛(ウィ・ソンラク)外交通商部朝鮮半島平和交渉本部長は2日、北朝鮮の魚雷攻撃による海軍哨戒艦「天安」沈没事件を国連安全保障理事会に提起することはもはや時間の問題だと述べた。ロシアに向け出国する前に外交通商部庁舎で記者らに対し明らかにした。
 しかし、安保理に問題を提起する時期については「決まっていない」と説明し、まだ予測不可能な状況だと話した。
 また、米国、中国、日本とはすでに十分協議を重ね、現在はロシアとの協議が必要なときだと認識しているとし、「天安」事件に焦点を合わせ、安保理での協調を要請すると述べた。
 魏本部長は3日にモスクワでロシア側6カ国協議首席代表のボロダフキン外務次官と会い、安保理への問題提起をはじめ、「天安」事件の対応案を協議する。特に、北朝鮮の「天安」攻撃が過ちであることを指摘し、再発防止のため、安保理が明確なメッセージを送るべきだとする韓国政府の立場を説明し、これに対するロシア政府の立場を確認するとみられる。
 魏本部長はロシア側と協議を終えた後、4日午前に帰国する予定。



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