3月に黄海で実施された韓米連合訓練のもよう=(聯合ニュース)
3月に黄海で実施された韓米連合訓練のもよう=(聯合ニュース)
【ソウル2日聯合ニュース】韓国海軍哨戒艦「天安」が北朝鮮の攻撃で沈没した事件を受け、韓国と米国が来週中に黄海で大規模な連合訓練を実施する。軍高官が2日に明らかにした。
 訓練は8日から11日まで、黄海の格列飛列島北方、徳積島、於青島周辺の海上で行われる。米海軍第7艦隊所属の航空母艦「ジョージ・ワシントン」(9万7000トン級)、原子力潜水艦、イージス駆逐艦、強襲揚陸艦、韓国型駆逐艦(4500トン級、KDX-11)、潜水艦「孫元一」(1800トン級)、F-15K戦闘機などの投入が検討されている。
 米国側の戦力は、3日に釜山港に入港するイージス艦を皮切りに、順次投入される予定だ。
 第7艦隊の中心戦力の「ジョージ・ワシントン」はニミッツ級の原子力空母の6番艦で、1992年に就役した。満載排水量が10万4000トンに達するほか、FA-18戦闘機、早期警報機(E-2C)、ヘリなどを搭載している。
 両国は艦砲や航空射撃、潜水艦を利用した水中射撃などの訓練を予定している。韓国合同参謀部はこの訓練計画を国立海洋調査院や海洋警察庁など関係機関に通知した。
 軍関係者は、先月25日に金成賛(キム・ソンチャン)海軍総長とピート・グマタオタオ在韓米海軍司令官が会合した際に概略的な訓練日程を協議し、韓米連合司令部により日程が確定したと説明した。訓練は砲射撃と爆雷投下、通信検索など実戦と同様に行われるという。
 また、別の軍関係者は、訓練は2段階に分けて実施され、第1段階は武力示威、第2段階は今月末に行われる対潜水艦訓練だと説明した。対潜水艦訓練では、潜水艦から魚雷を発射し、駆逐艦などで水中の潜水艦を撃沈する爆雷投下などの練習も行われると予想される。



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