温首相は、中国は「朝鮮半島の平和と安」という立場を一貫して堅持しているとし、これを破壊する行為に反対する強調した。また、韓国が事件を適切に処理することを望んでおり、そうするものと信じていると述べた。韓国側と疎通しながら、協議していくとの考えを示した。
一方、鄭首相は、北朝鮮が領海を侵犯し魚雷攻撃で「天安」を沈没させたことは、決定的な物証と科学的かつ客観的な調査を通じ確認されたと説明。中国と国際社会が北朝鮮の過ちを認め相応の措置をとってこそ、事態の再発を防ぐことができると主張した。そのうえで、北朝鮮の過ちを指摘することが北朝鮮の変化を助ける道だという点から、中国の協力を期待すると述べた。韓国の目標は軍事的報復ではなく、朝鮮半島の平和を維持するなかで北朝鮮の開放を誘導し、究極的には平和統一を実現することだと強調した。
このほか両首相は、韓中戦略的協力パートナー関係の発展を評価し、今後も相互信頼と友好に基づき、両国関係を深めていくことで意見を同じくした。
また、開催中の上海万博と2012年の麗水万博の成功、ことし11月ソウルで開催の20カ国・地域(G20)首脳会議(金融サミット)の成功に向け協力していくことで一致した。
温首相は鄭首相に中国訪問を求め、鄭首相は積極的に検討すると応えた。
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