選手らの動きをチェックするホ・ジョンム監督=27日、ノイシュティフト(聯合ニュース)
選手らの動きをチェックするホ・ジョンム監督=27日、ノイシュティフト(聯合ニュース)
【ノイシュティフト27日聯合ニュース】サッカー・ワールドカップ(W杯)韓国代表が、オーストリア・ノイシュティフトでの最終合宿に入った。ホ・ジョンム監督は初日26日の練習に先立ち記者団と会い、ギリシャとの初戦は「必勝」、アルゼンチンとの2回戦は「善戦」、ナイジェリアとの3回戦は「勝負手」という、ベスト16進出に向けた構想を明らかにした。
 1次リーグ通過の安全圏は、1勝2分(勝ち点5)以上。同じB組で、戦力が韓国よりやや劣ると評価されるギリシャには必ず勝利し、アルゼンチン、ナイジェリアとは引き分けに持ち込まなければならない。戦力を客観的に見ると決して容易ではなく、ベスト16進出を期待できる最も現実的な目標は、1勝1敗1分となる。ギリシャ戦で勝ち点3を確保し、アルゼンチンに敗れてもナイジェリア戦で勝負を賭けるという構想だ。ナイジェリアと1勝1敗1分で同率になっても、得失点差でナイジェリアを制すれば、リーグ2位までに与えられるベスト16行きのチケットが獲得できる。
 アルゼンチンはリオネル・メッシ、ゴンサロ・イグアイン、カルロス・テベス、ディエゴ・ミリート、セルヒオ・アグエロら、そうそうたる攻撃陣を有する。ホ監督も、選手として出場した1986年メキシコ大会の1次リーグでアルゼンチンと対戦し、1-3で負けた苦い記憶があり、南米の強豪の威力は誰よりもよく知るところだ。
 一方、オットー・レーハーゲル監督が指揮するギリシャは、韓国が越えるにはさほど高い壁ではないだろう。ギリシャは先の北朝鮮との強化試合に代表チーム主軸クラスを出場させたにもかかわらず、2-2で引き分けた。
 ナイジェリアも昔からアフリカの強豪とされているが、スウェーデン出身のラルス・ラガーベック監督が就任して以来、まだチームが完全に固まっていないようすだ。戦う前から怖気づくほどの相手ではない。



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